『ディヴァイン・フューリー/使者』© 2020 LOTTE ENTERTAINMENT All Rights Reserved.
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 ステイホームの2大お供といえば、爆発的人気の『愛の不時着』と『梨泰院クラス』。いまだネトフリの一位を死守している『~不時着』に比べ、そろそろ落ち着いた感のある『梨泰院~』。特に梨泰院派から最近、よく聞かれるのが「次は何を観たらいいのか」という悩み。

 あのワクワクドキドキを再び味わいたい! そんなセロイ・ロスの方に今回はパク・セロイ役、パク・ソジュン出演の5作品をおすすめしたい。

パク・ソジュン、初の時代劇

 まず、『梨泰院~』後、多くの人がハマっているのが『花郎<ファラン>』。パク・ソジュンが時代劇に初挑戦した歴史エンターテインメントで、アイドルグループZE:A(ゼア)出身のパク・ヒョンシク、SHINee(シャイニー)のミンホ、防弾少年団のVなど、K-POPスターを中心にきらっきらのイケメンがずらり。彼らが、新羅の王のために集められた国家親衛隊、花郎として成長していくストーリー。

「イケメンか~、興味ないな」と思われた方、ちょっと待って。実は本作の見どころは『梨泰院~』同様、パク・ソジュンの下剋上にある。花郎に集められた男子たちは皆、貴族など、由緒正しき家柄の子息ばかり。ところが、虫けらのように殺された友人の仇を討つため、身分を偽って、潜入するのがソジュン演じる賤民のソヌなのである。

 花郎のなかには王子でありながら、身分を隠している者もいるが、分け隔てない態度が仲間に支持されるソヌはいつしか彼を脅かす存在になる。どん底から仲間の支えで未来の王すら恐れぬ最高位へ。デジャヴ感ある展開だが、『梨泰院~』ファンにはさらにうれしいことに、年齢をごまかして花郎に潜り込むおじさん剣士役で会長を怪演していたチャン・デヒが出演している。『梨泰院~』では決して見られなかった彼のコミカルな演技やチャーミングな表情は貴重。