これから減るものと増えるもの

 都農町に限った話ではありませんが、日本の町村に共通する課題です。

減るもの:人口。経済規模。税収

増えるもの:高齢者、社会保障費(医療費・介護費)

 収入は減るけど、支出は増える。かつ、これから2025年問題で団塊の世代が後期高齢者、さらに医療費が増していく。

 2040年のピークを迎えて以降、20年以上バランスの悪い時代は続きます。

 さらに、都農町の立地的な宿命として、大雨や台風、さらに今後南海トラフによる地震や津波の自然災害は不可避、復旧コストをあらかじめ見ておく必要があります。

 一番の課題はお金がなくなることです。

口蹄疫の経験生かしピンチをチャンスに

 2010年に都農町で口蹄疫が発生し、町内の主産業である家畜数十万頭を殺処分しなければならず、財政破綻寸前の状態に陥りました。

 人口は現在、ギリギリ1万人を維持しているものの、いずれ4000人台にまで減る予測もあります。

 そのような背景で、河野町長は10年前、まちづくりの柱を3つ掲げました。

①道の駅を開設し、新しい中心地として活性化させていく

②町立病院を建て替え、保育・医療・福祉を充実させる

③災害に強いまちづくり

 口蹄疫からの復興では、町民の心を一つに、ピンチをチャンスに変えていくことを目指し、たくましさを身につけてきました。