政府は4月16日夜、東京など7つの都府県に出されていた「緊急事態宣言」を日本全国に拡大することを決定、発表しました。
5月の連休に人々が出歩き、新型コロナウイルス肺炎のパンデミック爆発を予防するため「最低でも7割、できれば8割」人と人との「接触削減」を実現したいから、とのことです。
そこで皆さん、以下のグラフを見てください。筑波大学教授の中村潤児先生が昨日計算された結果です。
もし、現在より半分、5割の人にしか会わないことにしても、新型コロナウイルスの感染は急激に増え続けます。
それを6割まで増やすと、プラスマイナスゼロになります。ということは、今のままの状態が続くので、とんでもない事態が続きます。
ところが6割を少し過ぎるところから、急激に感染の度合いが減少して行き、7割になるとかなりの感染拡大抑止が期待できる。
さらに8割まで行けば、著しい抑止効果が期待でき、これを9割まで徹底しても、そんなに効果に変わりはない・・・。
「中村モデル」は、闇雲に「8割にどうしてもこだわりたい」とか「最低でも7割」とか、無根拠なご託宣を並べません。
5割削減なら、今と大差なく患者が増えますよ、それが6割、つまり現在の40%まで対人接触を減らすと、やっとトントンになるんです。
ところが6割を過ぎたら顕著にコロナの威力を減らすことができるんです。これを何とか頑張って7割にしていきましょう。
もし8割まで行けば、9割以上の削減と、ほとんど変わりないところまで抑制できると期待できます。ぜひ、皆さん協力してください・・・。
こう説明し呼びかけている。どうですか?
政府の説明と、中村潤児教授のシミュレーション、どちらに説得力があり、皆さん自身、どのように理解し、納得されますか?