中国人、日本人の区別つかない米社会
新型コロナウイルス禍が収まるどころか、拡大し続ける米国。
頭に来たドナルド・トランプ大統領はカリフォルニア州知事やニューヨーク州知事(ともに民主党)と非常事態宣言解除をめぐる権限で大げんか。
返す刀で今度は「中国寄り」に終始してきた(?)エチオピア人のテドロス・アダノム世界保健機関(WHO)事務局長に矛先を向け、同機関への拠出の一時停止を決定した。
その災危は筆者にもひたひたと迫っている。
スーパーに行っても郵便局に行っても周りの冷たい目を肌で感じる。こちらを避けようとする素振りが見え見えなのだ。
読者諸兄姉は、「第2次大戦中ならいざ知らず、これだけ強固な同盟関係を結んでいる米国でなんで嫌われるんだい」と言われるかもしれない。
さらに「それに責任は中国人にあるのであって日本人は日本人で中国人とは関係ない話だ。断固抗議せよ」と言われるだろう。
あるいは、「白人優先の一部白人のアジア人蔑視、人種差別だろう」と問題視されないかもしれない。
ひとたび日本に戻って大和民族「単一国家」(実は日本にも多種多様な民族が住んでいることは百も承知だが)で日本人として生活すれば無関係な話で済む。