濃厚接触を我慢できるか

 祖父・金日成と父・金正日は女性との“濃厚接触”が格別好きだった。

 祖父の金日成は精力絶倫で、晩年には金正日の長男・正男と同い年の金賢(キム・ヒョン)という隠し子を直属の看護婦に産ませている。

 還暦を迎えた金日成と30代の息子・金正日が同じ時期に親子で“不倫”をしていたというわけだ。

 父・金正日の女性関係は、異常かつ複雑で、正室といえる金英淑のほか同棲した女性だけでも8人に上る。

 そのほか関係した女性は数え切れないほどで、万寿台芸術団の舞踏家、曲芸組、女優、官邸担当看護婦、執務室のタイピストなどを欲望の赴くままに“濃厚接触”を繰り返した。

 また、スウェーデンやドイツなど外国から金髪美女を呼び寄せ、“濃厚接触”を持つほどだった。

 さらには、金正日は街に繰り出し平壌女子高や高等師範の女学生を林道に連れ込んで“濃厚接触”することまでやってのけた。

 金正日は、道徳など全く持たず、自分の好みの女性を見つければ、人の女房・恋人であろうと奪い取る略奪婚・愛の常習者だった。

 金正日は、駐チュニジア大使の妻に言い寄り、不倫を遂げた。

 また、金正日は「ポイ捨て名人」で、弄んだ女性を次々に取り替え、「お手付き」の女性は保衛総局の将校や国家功労者に「払い下げ」られた。

 祖父・父と続く“濃厚接触” 嗜好のDNAを持つ金正恩氏はそれを我慢できるだろうか。

 金正恩氏の周りの女性はもとより、専属の運転手・看護婦や「同じ空気を吸う可能性のある」秘書などの健康管理は、異常なレベルで行われているのは間違いなかろう。

 そのことが一つの波乱・不安定要因となって、金正恩氏の身辺で激変を引き起こす引き金にもなりかねない。