釣りの楽しみはITを駆使すると倍増どころか10倍増する

大都会の身近にある野生

 私の年間釣行回数は10~15回。

「釣り好き!」という人が毎月1~2回釣行していれば、まあまあ「釣りバカ」と呼んでもいいでしょう。

 都市部の生活者であっても、誰もがちょっと頑張って早起きして車や始発電車に飛び乗って海に向かえば、その数時間後には素晴らしい環境が広がっています。

 大都市を沖から見晴らしながら海の野生に触れ、漁を得られる・・・。会社で嫌なこと落ち込んだことがあっても、一瞬にして気分爽快になれるのです。

 私が釣りの楽しみを知ったのは25年ほど前。ちょうど仕事が面白くなりはじめて燃えていた頃でした。

 激務の狭間の夏休み。1日だけ予定が空いたのでふらっと980円の釣りセットを持って出かけた夏の海。

 幸運なことに偶然出会った親切な方のおかげで、生涯忘れられない最高のビギナーズラックを経験しました。

 今から思えば、たまたま空いた1日、天候や海況に青物の回遊が良く、出逢った方との交流によって得られた情報など、多くの偶然が重なった結果でした。

 この最高の1日をもう一度味わいたいという思いが、今日まで続くとは思ってもいませんでした。それほど強い印象を受けたのです。

 今は、年間釣行回数は10回程度。釣りの楽しみ方が実釣だけではないことを知ってからは「釣りをしない釣り」もまた楽しんでいます。