相模湾タイ五目釣り釣果

 今回は、前回(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/59827)に続き、私が楽しみながら進めてきた船釣りでのコストマネジメントの実践についてご紹介いたします。

 船釣りにハマってしまった私は、激務の合間を見つけると、どんどん船に乗りたい思いでした。出船前の活気、釣り場へ向かう時のワクワク感。朝焼けの海を疾走するディーゼル船に潮の香りは、何度行っても堪らない釣り人だけの情景・・・。

 手軽な釣りモノであれば1度の釣行満足度が高いため、違う釣りモノへの好奇心がくすぐられ、どんどん挑戦したくなります。

 一方で、毎回異なる釣りモノで比較的高価な道具代が都度かかるようでは後が続きません。割り切ってレンタルもいいですが、ハマるほどに「マイ・タックル(自分の道具)」が欲しくなるのが釣りバカの性・・・。

 道具と船代との予算配分のジレンマに知恵を絞ります。

 結論から申し上げると、「好奇心」と「予算」の課題に向かった私が実践してきたことは、下記のような長く船釣りを楽しむための仕組みや環境作りでした。

1.道具の入手コストをできるだけ下げること

2.道具の共通化を前提に釣りモノを選んで道具への投資をうまく抑制したこと

3.バリエーションのある船釣りメニューの中から船代と興味とのバランスを取ったこと

4.早期経験値向上のために、これらを駆使して予算内での釣行回数最大化を目指したこと

5.そして少し時間をかけながら好きな釣りモノを中心に、経験値の向上に合わせた道具の専用化・高度化を図り質の向上を図ったこと

6.ウデ(釣技)と道具のレベルが上がり、毎年定番の楽しみが船代と道具のメンテナンス代で満足できるようになることで、新しいテーマやちょこっと冒険することにも予算がかけられるようになること