愛知県民の野菜不足、原因に「朝食説」あり

調査が物語る朝食と健康の県民性

2020.01.17(Fri)漆原 次郎

「毎日朝食」で「世界一の健康長寿」目指す県も

 朝食に限った話ではないが、各都道府県は「食育推進計画」という、食育の推進に関する施策についての計画を立てている。2005年に制定された「食育基本法」という法律に基づいたものだ。

 こうした施策にも、都道府県ごとの特色があるだろうかと、基本方針の一覧を見てみてみたが、どこも「食育の推進」といったごく当然の文言が並んでいる*5

 だが、その中で気になる目標を基本方針として掲げている県があった。

 長野県は、「世界一の健康長寿を目指す食育」を基本方針のひとつにしているのだ。計画には何をもって「世界一の健康長寿」とするかまでは書かれていないが、他の都道府県よりも住民に分かりやすい表現で基本方針を掲げているとはいえる。朝食についても「幼児期から、毎日朝食を食べることを始めとして、基本的な生活習慣を身に付けます」という「県民の目指すべき姿」が盛り込まれている。

他との比較で「自分の朝食」を見つめなおす

「朝食」への向き合い方について、やはり地域的な傾向や、都道府県ごとの特徴が見てとれた。

 自分の習慣になっていることは、「多くの人もやっている」と考えてしまいがちだ。同じく、県民性になっていることも、「全国でもそうなっている」と当てはめてしまいがちなもの。だが、一概にそうといえないことを、数々のデータは物語っている。

「他県と比べて自分のところの朝食はどうか」、さらに「全国平均と比べて自分の朝食はどうか」と見てみるだけでも、「自分の朝食」を見つめなおす機会になろう。

*1https://mediplus-lab.jp/contents/detail/2492/
*2https://www.satofull.jp/static/special/research_rice.php
*3https://www.stat.go.jp/data/shakai/2016/kekka.html
*4https://www.kagome.co.jp/statement/syokuiku/knowledge/research/research06/
*5https://www.nibiohn.go.jp/eiken/pref-shokuiku/

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