(舛添 要一:国際政治学者)
7月4日、参議院選挙が公示され、21日の投票に向かって選挙戦が始まった。
メディアでは、毎日のように党首間で討論が行われているが、テレビでのイメージは集票活動に大きな影響を与える。私も経験があるが、わずかの失言も許されない真剣勝負である。
過去の言動を批判され支持率下げたバイデン前副大統領
最近行われたアメリカの民主党大統領候補によるテレビ討論で、本命のバイデン前副大統領は、過去の人種差別的言動が新人の女性のハリス候補の攻撃対象となり、大きくイメージを傷つけられた。CNNの支持率調査によれば、民主党支持者の間で、バイデン候補は22(-10)%と支持率を下げ、逆にハリス候補は17(+9)%と上昇で、対照的な結果となっている。