米経済誌フォーブスが3月9日に発表した2011年版の世界長者番付によると、最も資産を増やした「億万長者」は米国のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)フェイスブック(Facebook)の共同創業者で最高経営責任者(CEO)のマーク・ザッカーバーグ氏(26)だった。
同氏の資産は昨年の40億ドルから3倍超の135億ドルに増え、順位も212位から52位へと大きく上昇した。
フェイスブックでは共同創業者のダスティン・モスコビッツ氏(26)も資産額27億ドルでランク入りし、ザッカーバーグ氏とともに最年少の億万長者となった。
ビル・ゲイツ氏、今年も2位に
2011年の上位3人は昨年と同じで、1位はメキシコの「通信、メディア王」、カルロス・スリム氏(71)、2位は米マイクロソフト会長のビル・ゲイツ氏(55)、3位は米投資会社バークシャー・ハザウェイ会長のウォーレン・バフェット氏(80)。
資産額はそれぞれ、740億ドル、560億ドル、500億ドルだった。
ハイテク分野で見ると、米オラクルCEOのラリー・エリソン氏が資産額395億ドルで5位に入っている。
また、米グーグル共同創業者のラリー・ペイジ氏とセルゲイ・ブリン氏がともに24位(資産額198億ドル)、米アマゾン・ドット・コムCEOのジェフ・ベゾス氏が30位(同181億ドル)となっている。