著名投資家のウォーレン・バフェット氏と食事ができる権利が過去最高額で落札され、話題になっている。このオークションはネット競売大手の米イーベイ(eBay)で行われたもので、今年で11回目となる。
世界で最も高いステーキランチ
昨年の落札額は168万ドルで、これまでの最高落札額は2008年の211万ドルだったが、今年はそれらを大きく上回る263万ドルで競り落とされた。日本円にして約2億4000万円になる。
落札者は、バフェット氏のお気に入りというニューヨーク・マンハッタンの高級ステーキ店、 スミス&ウォーレンスキーで同氏と昼食をともにでき、最大7人を同席させることが可能という。
「世界で最も高いが、最も価値のあるステーキランチ」と言われるこの権利を獲得したのは誰なのか気になるところだが、今年は本人の希望で匿名だという。
昨年はカナダの投資会社サリダ・キャピタルが落札した。またこれまでの最高額だった211万ドルは香港のファンドマネジャーが落札している。
米ウォールストリート・ジャーナルなど欧米のメディアによると、バフェット氏はこの昼食会で、自分が売り買いしている投資の内容は別にして、テレビ出演時と同じようによく話すという。
やはり会話のテーマは投資。過去に落札した人は皆、有益だったと話すなど、バフェット信仰は厚いという。