立坑深部に潜入!

 それでは見学コースの一つ「立坑体験コース」に参加して、立坑の深部に潜入しよう。このときの参加者は半数以上が女性だった。土木建造物にときめく“土木萌え”は案外女性に多いのかもしれない。

第1立坑のキャットウォークで説明を聞く見学者

 まずは第1立坑の最上部、直径30mの円形の壁に沿うように設置されているキャットウォークだ。私は高所がそれほど苦手ではないが、一瞬背中がざわつき足元がふわふわするような感覚になった。高いところが苦手な方にこの見学コースは厳しいかもしれない。

腰に付けた安全帯を、立坑内壁のレールに通す

 見学者はまず腰に付けた安全帯を、立坑内壁のレールに通す作業から始める。

立坑の底。水が少し貯まっている

 そして柵から顔を出せば、70m下の立坑の底が見える。安全帯があるとはいっても、この高さからの撮影はちょっとひるむ。

足元の通路・階段はすべてパンチング

 通路や階段の鉄板は穴が開いているので、それを通しても底が見え、恐怖感が増す。