民主労総は、最近、労働者に不利な案件があると、地方の雇用労働部支部を立て続けに占拠している。
さらに非正規職の正規職転換に難色を示す自治体があると、市長室の占拠に乗り出している。
大検察庁ロビーも占拠
11月13日には、韓国でさらにびっくりする占拠事件が起きた。
民主労総の幹部が、大検察庁(最高検察庁)に押しかけて検事総長への面談を要求し、そのままロビーを占拠した。
検察といえばもちろん、最高の捜査機関だ。その総本山に押しかけて占拠したのだ。
「民主労総にコワいものはないのか」
韓国メディアは一斉にこう報じた。
このほかにも、慶尚南道では、「契約解除になった組合員を復職させろ」と自動車部品メーカーに要求し、これが受け入れられないと、大型トラック20台以上をこの会社の正門前の道路に並べ、部材の輸送を妨害した。
もう「何でもあり」なのだ。
民主労総はもともと「過激な行動」で有名だった。2016年から2017年にかけて、朴槿恵前大統領の一連のスキャンダルなどを批判して、政権打倒運動も主導した。