三井住友海上・武田薬品・イトーキの担当者による本音トーク

三井住友海上・武田薬品・イトーキの担当者が本音で語る

 「テレワーク月間スタートアップセミナー」では、三井住友海上火災保険、武田薬品工業、イトーキのテレワーク推進担当者が、本音で語り合った。

 いずれの企業も、テレワーク導入当初は利用者が少なく、社内での抵抗勢力を説得しながら、制度を改善することで、利用者を増やしてきた。

 三井住友海上は、当初、課長代理職以上を対象としたテレワークで、利用者は年間1、2人程度だった。

 2016年10月から試行、2017年4月に制度改定を行い本格展開した結果、現在累計約5000人が利用。月間200~300人が利用している。

 ちなみに、三井住友海上は、平成30年度テレワーク先駆者百選・総務大臣賞受賞(http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu02_02000218.html)が決定した(表彰式は29日)。

 武田薬品は、2008年に在宅勤務のみの制度を導入。2014年、2016年に段階的に運用を拡大。今年8月には「テレワーク制度」とした。

 2015年に1.8%だった利用率は、今年3月に36.2%となった。

 イトーキは2013年より4人のトライアルでスタートし、制度化したのは今年1月。

 導入に時間はかかったものの、社会の動きや社内状況を十分に見極めることができたので、入社2年以上の人で会社が認めれば誰でも使える仕組みになったとのこと。

 テレワーク・デイズでは、520人が参加した。最初のきっかけから5年かけての正式導入は、担当者の苦労が感じられる。