現代人に必要な「Meditate」と「Mindfulness」

 その他のアジェンダへの微に入り細にいった助言はない。だが一貫して訴えているのは、「Meditate」(瞑想、熟慮)することだ。

 著者は強調する。

 「21世紀に生きる我々にとって最も需要なことは『Mindfulness 』*(マインドフルネス)だ」

 「そのためには『Meditate』(瞑想、熟慮)することがいかに大切か。そうすることでおのれ自身をより深く知り、物事の本質を取得し、決定できる。自らを犠牲にしても世のために貢献できるにはどうしたらいいかが見えてくる」

*Mindfulnessとは、「瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価せずに、とらわれのない状態でただ観る」こと。仏教のサティ(Sati)の翻訳。マサチューセッツ大学医学部のジョン・カバット・ジン教授が西洋科学と禅の修行法と教理とを融合させ、「マインドフルネス瞑想」理論を確立させた。

 著者はイスラエル人だが一神教のユダヤ教一辺倒ではない。インドのヴィパッサー瞑想の実践者で1日朝晩2回1時間瞑想し、1年に30日間は人里離れた土地で瞑想の修行をしている。

 赤みの肉は一切とらないベーガンでもある。また男性と「結婚」している同性愛主義者だ。

 21世紀を生き抜く「最大の武器」は仏教に端を発する「マインドフルネス瞑想」とは驚きではある。