ステッカーを張らずに団地内に駐車しておくと、法的拘束力はないが、かなり接着力の強い紙がフロントガラスに張られることがある。
さて、今回そういう韓国の団地内の駐車事情に関連した事件を紹介しよう。国民の怒りを勃発させた事件でもあった。
この一連の事件は、首都ソウルの近くにある都市、仁川の団地内で起こった。ことの顛末は次の通りだ。
駐車許可証を貼り忘れて大騒動に
先月末、団地内の駐車場にステッカーを張っていない車があり、警備員はいつも通り「団地内の違反ステッカー」を強力な接着剤をつけてフロントガラスに貼っておいた。
車種はトヨタ自動車の「プリウス」。車のオーナーは、朝出かけようと車に行くとフロントガラスに違反ステッカーが貼ってあった。
自分は立派なこのアパートの住人であり、駐車ステッカーを貼り忘れただけなので、この仕打ちに怒った。
違反ステッカーを貼ったのは誰だと警備員に聞いても誰も名乗り出ない。しかも強力な接着剤のため紙を外すことができず、ますます怒りのボルテージが上がった。
そこで、何の仕返しのつもりかは意味不明だが、地下の駐車場(最近の団地は地上に駐車場を造らずほとんどが地下の駐車場になっている)の入口を自分の車で塞ぎ、そのまま立ち去った。