その甲斐もなく、監視カメラに映ったのはオーナーが後ろのトランクからゴルフバッグを取り出していく様子だった。
さらに4日後には中古車のディーラーがやって来て、「その車を買ったので、ロックを外してほしい」と言ってきた。だが、住人たちの反対で結局ディーラーはそのまま帰った。
さらに、住人たちの怒りに油を注ぐかのように、そのオーナーは某メディアのインタビューに応え、全く謝る気がないことを明かした。
韓国が抱える問題が明るみに
連日ニュースの一コマになっていたこの事件は、結局オーナーの書面での謝罪と警察への出頭という結末となった。
今回の罪名は一般交通妨害罪で10年以下の懲役または1500万ウォンの罰金である。
今回この事件では、いくつかの韓国の問題点を浮上させた。
まずは、私有地においての違法駐車には警察は役に立たないということ。
韓国では火事の現場に消防車が駆けつけた時、不法駐車している車を破損したりして移動させた場合、賠償金を消防隊員のポケットマネーで支払わなければならなかった。