日本がコロンビアから金星、アジア勢はW杯史上初めて南米チ―ムに勝利

サッカーW杯ロシア大会グループH、コロンビア対日本。ゴールを喜ぶ(左から)長友佑都、大迫勇也、長谷部誠(2018年6月19日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / Jack GUEZ〔AFPBB News

 連日、FIFAワールドカップの試合を夢中になって見ている。寝不足などなんともない。日本代表チームの試合だけではなく、世界の強豪チームの試合も面白い。これも日本代表チームが決勝トーナメントに勝ち進んでくれたおかげだ。敗退していたなら、かなり見方が変ったことだろう。

 コロンビア戦が終わった後から、決勝ゴールをあげた大迫勇也選手について、「大迫半端ないって」という言葉がテレビ、新聞などで大々的に取り上げられた。なぜこの言葉が大注目を集めたのか、そのきっかけとなったビデオを見て、大笑いすると同時に感心した。

 すでによく知られていることだが、これは2008年の第87回高校サッカー選手権の準々決勝で大迫選手が所属する鹿児島城西高校と兵庫県の滝川二高が対戦し、6対2で滝川二高が敗れた際、主将だった中西隆裕さんが試合後のロッカールームで号泣しながら、「大迫半端ないって。あいつ半端ないって、後ろ向きのボールめっちゃトラップするもん。そんなん、できひんやん普通」と絶叫したことから生まれた。

 中西さんがどこの出身かは知らないが、「できひんやん」という言葉を聞いて大変懐かしく思った。私は生まれも育ちも兵庫県なので、子どもの時にはよく使った言葉である。だが東京に出てきて、ほぼ半世紀になるのですっかり忘れてしまっていた。