これまでに住居内におけるラドン濃度と肺がんリスクの関係について多数の研究が行われているとして、放射性物質であるラドンが肺がんの重要な要因であることを警告している。
そんな危険な物質が、何と私たちが毎日接しているベッドから検出されたという。報道によると、テジン(ブランド名)ベッドのマットレスから室内基準値を超える620ベクレルに達する多量のラドンが検出されたというのだ。
もちろんすべてのマットレスではないが、皮肉にも健康に良いとされるマイナスイオンパウダーをコーティングしたマットレスからラドンが検出されたという。
健康器具が健康を害する
韓国では数年前から健康に良いと思ってやったことがかえって人の命を奪うという皮肉な事件が増えている。
例えば、加湿器問題があった。
この事件は、加湿器自体に問題があるのではなく、加湿器をきれいに使おうと思って洗浄剤を入れたことから悪質な物質を発生させ、結局原因不明の死者がたくさん出てしまった。
原因が加湿器そのものではなく中に入れた洗浄剤のせいだと証明されるまで長い年月がかかった。
今回のラドンベッドは、業者や研究所がラドン検出を明らかにしたのではなく、ある主婦が偶然ラドン測定器を買って家の中のモノを調べているうちに分かったことだった。