もしその主婦がラドン検出器を買っていなければ、まだ韓国民はラドンベッドのことを知らずにいたかもしれないという恐怖もある。
SBSの報道を受けて他のマスコミでもラドンベッドが報道されるようになると、5月8日、テジンベッド側はラドンが検出されたマットレス4種に対する回収とリコール措置を取ることにした。
これとは別に被害者たちは、5月11日「テジン・ラドンベッド事件集団訴訟のための公式サイト」を立ち上げ、集団訴訟への動きを見せている。
放射能が基準値以下にネット炎上
ことが大きくなると政府も関心を示し、5月10日、原子力安全委員会がラドンベッドに関する中間調査結果を報告した。
原子力安全委員会は、室内空気質や人体に該当ベッドのラドンが及ぼす影響は少ないとしながらも、1日10時間睡眠基準で0.5mSv(マイクロシーベルト)ほどの内部被曝が起こると発表した。
この時、「放射能が基準値以下」という文言が入ったため、ネットではさらに炎上した。
ラドンベッドは、被害者がどれだけのダメージを受けているのかまだはっきりとは分からず、ラドンが検出されたというだけで風評被害も出ている。
例えば、「マイナスイオンパウダーをコーティングしたのは、実はテジンだけではないらしい。他の韓国のブランドのベッドも怪しいものだ」といったものだ。