ラテックスからのラドン検出が発覚してからすでに約1か月が経とうとしているが、ラドンベッドのように政府が関心を持ってくれることもなく、ほとんど泣き寝入り状態である。

 ラドン測定器は安いモノでも10万ウォン(約1万円)を超えるので、住民のラドン恐怖を察した自治体では、ラドン測定器を安く貸し出したり、無償でラドン測定サービスを提供しているところもある。

 筆者が思うには、ちょうど6月13日に地方選挙を控えていたので、選挙のためのサービスにも思われたが、とにかく韓国人の恐怖を払拭するためのものには違いない。

 上記の韓国原子力安全委員会では、室内空気質や人体に該当ベッドのラドンが及ぼす影響は少ないと発表したことで、環境団体や市民団体は、政府を信用できないとし、自ら「生活放射能119全国キャンペーン」を実施することを発表した。

 北米首脳会談では、朝鮮半島の非核化が提唱された。しかし、韓国人は非核化も戦争の終結も重要だが、それより先にラドン恐怖から逃れたいと思っている。