中国で「大学院卒」の学歴は就職に有利か

中国・河南省の鄭州大学の図書館。大学院受験の勉強をする学生たち。(c)CNS/左冬辰 〔AFPBB News

 これもお正月恒例となりつつありますが、受験生応援号として、試験場で役に立つ「方法」をご伝授いたしましょう。

 新年早々、おとそ気分という方も多くて当然ですが、受験生には暮れも正月もなく、ただただ勉強また勉強・・・という毎日を送っているかと思います。

 そういう時期は「受験生」だけで卒業かと問われれば、実は今現在、私自身も暮れ正月無関係にずっと仕事しています。

 また、ご一緒してくださっている方で40代でも60代でも、元旦からびっしり詰まった資料を「年越しで作りました」と送っていただいたり、それを踏まえた先の仕事の進捗を送ってくださったりもする。

 そうかと思えば、12月半ばくらいの時点で早々と「1月は12日まで忙しいので何もできません」と宣言してくる独身の若者もいたりする。業務ではなく学事ですので念のため。

 早々に後々伸びる人材か、頭打ちになるかがはっきり分かって、良いといえば良いのかもしれませんが、考え物であるのも事実です。

「働きすぎ」だけではないブラックの背景

 ブラック企業だ、働きすぎだと、休むことばかり奨励される傾向のある昨今ですが、正直言って私はこれには疑問なのです。

 職場での過剰な労働から自殺、といったケースが報道されますが、単に就労時間が長いというだけでそこまで追い詰められるケースが多いとは思えません。

 ほぼ100%そこには職場でのイジメとかセクハラ、表に出てこない背景があり、それを就労時間の長さだけの問題に挿げ替えて、嵐の過ぎ去るのを待つような気配を感じます。

 そんなことでは、職場に巣食う本質的な病根は一掃できるわけがないでしょう。

 あくまで一般論ですが、自分自身で納得している限り、人間は相当忙しくても、何とかかんとかやっていくものです。

 入試の結果、志望校に落ちて、といったケースは耳にしますが、日本国内で「受験勉強そのものが苦しすぎて」というのは、あまり聞かない気がします。

 自分でマネージしながら勉強しているからそうなるわけで、強制のあり方が追い込まれ方と直に相関していると思います。