サラリーマン時代に「10時間寝たい」なんて発言していたら、もうそれだけで出世は絶望的だったでしょう。徹夜を繰り返し、げっそりしている同僚が評価されがちなのも見てきました。そんな頑張り方に意味はないのになあ、なんて考えていた私は、やっぱり、サラリーマンには向いていなかったのでしょうね。

 寝ないで働けば脳の働きが大幅に低下して効率が落ちますから、結局は睡眠時間を削ってうす〜く仕事をした気になっているだけです。アウトプットの量は増えるかもしれませんが、質が薄まるので価値(量×質)はたいして変わりません。受験だって、実際にはきちんと寝ている子の方がうまくいっているはずですよ。

 少なくとも、私は勉強でも仕事でも、徹夜なんてしたことはありませんし、今後もしません。ムダですからね。

睡眠のために起業してもよいくらい

 なので、言い過ぎは百も承知ですが、「合理的な睡眠をとるために起業をしてもよい」のではないかとまで思うときがあります。昼寝をしたらサボっている、夜しっかり寝たらサボっている、という短絡的な世間の目を気にせず、人生の価値を最大化できる睡眠の仕方を自分で選択することができるのなら、それは素晴らしいなと。

 さすがに、睡眠のためだけに起業をしたわけではありませんが(笑)、こういう合理的でない世間からの評価基準がイヤになり、全てを自分で合理的に決めていきたいという思いによって起業をしたということであれば、私の場合はそれは言い過ぎではないと思います。

 それでは、また。人生計画で夢を目標に変えて実現する、シナジーブレインの安田修でした。