“たまたま”や“まぐれ”の発見ではない

 発見から発掘、そして同定に至るプロセスを知れば知るほど、この物語が奇跡的なものに思えてくる。化石収集家である堀田良幸が足のリハビリのために普段と違うルートを歩

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