ヤクザだと思われているかも?
さて、話は変わるが私は強面だ。もしかしたら他の人からみたら、私はヤクザに見えるかもしれないとの可能性に、思い至った今日この頃。
私とすれ違った誰かが、冒頭の私同様まじまじと私を観察したらと考えると、なんとなくヤクザに見られたい、見られなきゃ損だとの意識が日に日に高まってくる。私のような考えの人、案外多いのではないかしらと思っていたら、通いの薬局の主人の口から、この本の存在を知った。
『ヤクザ流「戦わずして勝つ」心理戦術』(向谷匡史著、廣済堂新書)
なんと好都合なことに「戦わずして勝つ」である。武器を持たない牙を抜かれた私でも、百戦して危うからずではないか。喜々として読んだ本書の中に、こんな指南があったので紹介しておく。
<創作してでも、おのれの武勇伝を語るべし>
そこでこんな話を考えてみた。
「この前、クスリが切れちまって、脂汗たらしながらブツを仕入れに行ったんだけどよぉ」
「相手のヤクザ、意志薄弱でなかなかキメられねぇんだ。そこで俺ぁビシッと言ってやった」
「オイ、コラ! そっちの解熱剤にしてくださいってよぉ」
「・・・え! 何の話かって?」
「もちろんザヤクの話じゃねぇか」
・・・うん、我ながらなんてシャブい(さむい)オチ。