日本人ランナー5人が2時間6分台で走破

 日本人トップとなった平林に終盤、猛追したのが山下一貴(三菱重工)だ。40km通過時に27秒あったビハインドを4秒差まで詰め寄り、2時間6分18秒の6位でフィニッシュした。ゴール後に笑みを浮かべたが、「平林を抜けなかったな、の笑顔です」と説明した。

「38kmぐらいから、左足の土踏まずあたりがつりはじめて、一緒にふくらはぎもつりそうだったのでスパートをうまくかけられませんでした」と平林に届かなかったことを悔しがった。その一方で、「13kmできつくなって、なんとか2km食らいついて、給水を飲んでちょっと回復して、また苦しくなる、というのを30kmまで繰り返しました」とレース中盤も苦戦したようだ。それでも直前の豪州合宿で「今まで以上の距離を踏んできた」ことで、「終盤も動けただろうと信じています」と新たな取り組みに手応えを感じていた。

 7位は竹井祐貴(JR東日本)で、「MGC出場権と2時間6分半切りを目標にしていたので、両方ともクリアできて素直にうれしいです。第1集団についていき、粘るイメージだったので、プラン通りにレースを進められたのかなと思います」と2時間6分24秒の自己ベストを喜んでいた。

 8位は浦野雄平(富士通)で2時間6分41秒。30km以降は右ふくらはぎがつりながらも最後まで粘り、「暑さのなかでもセカンドベストだったのでアベレージは上がってきている」と話していた。

 9位はすでにMGC切符を獲得している細谷恭平(黒崎播磨)が入り、10位は合田椋(安川電機)で2時間6分51秒の自己新。合田までがロサンゼルス五輪の日本代表選考レースであるMGC出場権を手にした。

 昨年12月の福岡国際マラソンで日本人トップだった西山雄介(トヨタ自動車)は10km付近で海外選手との接触に巻き込まれた影響もあり、2時間7分44秒の18位に終わったが、「暑さ」のなかでも9人が2時間7分台をマークするなど日本勢にとっては大盛況のレースになった。