2026年2月22日、大阪マラソンでの吉田響 写真/YUTAKA/アフロスポーツ
(スポーツライター:酒井 政人)
7.8kmでペースメーカーの前に出て独走
午前9時の天候は晴れ、気温11.3度。春のような日差しが降り注ぎ、大阪マラソン2026は「暑さ」のなかでの戦いになった。第1集団のペースメーカーはキロ2分57~58秒ペースで引っ張り、5kmを14分50秒で通過した。
ほぼ予定通りのタイムで進んだが、吉田響(サンベルクス)が7.8km付近でペースメーカーの前に出る。そして目標に掲げた「日本新記録」を目指して、単独で突き進んだ。
吉田は10kmを29分33秒(14分43秒)、15kmを44分10秒(14分37秒)、20kmを58分42秒(14分32秒)で通過。ハーフ地点を日本記録(2時間4分55秒)のペースを大きく上回る1時間1分54秒で通過した。
さらに25kmを1時間13分16秒(14分34秒)、30kmを1時間28分07秒(14分51秒)で通過する。少しペースが落ちたものの、30kmは日本記録ペースより45秒速く、後続に1分以上の大差をつけていた。
しかし、35kmまでの5kmに15分13秒を要して、後続との差は30秒に短縮。ペースが急激に鈍り出すと、37km付近でイブラヒム・ハッサン(ジブチ)にかわされて首位から陥落した。その後も次々とライバルたちにかわされていく。
初マラソンの厳しい洗礼を受けた吉田は2時間9分35秒の34位でフィニッシュ。レース後は車椅子で救護室へ運ばれた。