日本各地で減るスケートリンク
「ゆなすみ」の愛称で呼ばれる長岡・森口組は、2019年に京都に開業した「木下アカデミー京都アイスアリーナ」で研鑚を積んできた。
団体戦のアイスダンスに出場した吉田唄菜・森田真沙也組(木下アカデミー)もこのリンクで練習をした経験がある。海外拠点が当たり前だったカップル競技が国内で強化できる新たなフェーズに入ったともいえる。
女子代表の中井亜美選手(TOKIOインカラミ)の練習拠点である通年型の屋内リンク「三井不動産アイスパーク船橋」も2020年に千葉で開業するなどしている。だが、国内全体を見渡すと、スケートリンクの数は減っている。
スポーツ庁の「体育・スポーツ施設現況調査」によれば、全国のスケート場(屋内)は、1985年度の268施設をピークとし、2021年度には99施設まで減少した。
フィギュアスケートは「観戦型スポーツ」として日本屈指の人気を誇るが、競技者の数はそこまで多くはなく、減少の背景には、冬季レジャーの多様化や維持コストの問題もあるとされる。ただ、スケートリンクの閉鎖は、スケーターの競技人生にかかわる。