1月22日、ダボスで開催された第56回世界経済フォーラム(WEF)年次総会に出席したイーロン・マスク氏(写真:ロイター/アフロ)
[ロンドン発]「スペースXで太陽光発電型のAI(人工知能)衛星を打ち上げる」――米実業家イーロン・マスク氏は先月、ダボスで開かれた世界経済フォーラムで「スペースX」とAI開発のスタートアップ「xAI」の合併と壮大な宇宙AIインフラ構想をぶち上げた。両社ともにマスク氏が創業し、CEO(最高経営責任者)を務めている企業だ。
「AIを置くのに最も低コストな場所は宇宙」
「宇宙は莫大なエネルギーの源であり、(AIデータセンターのために)地球上のスペースを占有する必要もない。宇宙には広大な空間があり、年間数百テラワットまで発電量を拡大できる」
「宇宙で太陽光発電型AIデータセンターを構築する意味は考えるまでもないことだ」
「宇宙は非常に冷たい。太陽の影にいれば摂氏マイナス270度。太陽の方を向いたソーラーパネルと太陽とは反対側を向いたラジエーターがあれば、非常に効率的な冷却システムになる」
「AIを置くのに最も低コストな場所は宇宙になる。2年以内、遅くとも3年以内には実現する」
「年内にスターシップの完全再利用性を証明できる。実現すれば宇宙へのアクセスコストが100分の1に低下する画期的な発明になる。航空機の貨物運賃を下回るポンド(454グラム)当たり100ドル以下に抑えることは容易だ。大型衛星を宇宙に運ぶコストが劇的に安くなる」