AIと宇宙の融合というマスク氏の計画への賭け
商用衛星が軍事インテリジェンスを支えるようになったため、宇宙セクターを標的としたサイバー攻撃が24年以降急増。シグネ氏は「市場独占を防ぐため、公的資金による観測データの公開や技術標準の策定、知識移転パートナーシップの構築が求められる」と提言する。
バブルの懸念もある。1720年、英国の南海泡沫事件では「非常に有益な事業を行うため」に設立された会社という広告に資金が殺到。1820年代、スコットランドの冒険家は南米の未開地に架空の「ポヤイス王国」をデッチ上げて国債を発行、大金をかき集めた。
WSJ紙は2月5日付の特ダネ記事で「ドットコムバブルを彷彿とさせ、いずれ破裂する可能性があるにもかかわらず、スペースXの投資家はAI企業を支えていく見通しに直面している。AIと宇宙の融合というマスク氏の計画への賭けである」と指摘している。
昨年11月、テスラの投資家は上場企業のCEOとして過去最高額の1兆ドルという壮大な報酬パッケージをマスク氏に承認した。同記事によると、間もなくマスク氏の側近は、さらに大胆なスペースXとxAIの合併に目を向けたという。