北朝鮮の高性能兵器供与に依存するロシア
ロシアがウクライナ戦争を勝ち抜くためには、自国の生産能力だけでは困難となってきている。
ロシアで製造しているミサイルが減少していることもあり、ロシアとしては、ウクライナの奥地を攻撃できるミサイルが今後も継続して必要なのである。
性能を向上させた各種ミサイル、高性能の無人機や防空ミサイルを早急に大量に製造したい。これを支援してくれるのは、イランの政情が不安なだけに北朝鮮だけと言っていい。
実際、北朝鮮は国営メディアを通じて、ロシアが求めそうな兵器を大量に製造し、最先端で高性能な兵器の実験を公表している。
このことは、ロシアの要求と北朝鮮の供給が見事に一致していることになる。決して偶然ではなく、北朝鮮の狙いが透けて見える。
北朝鮮としては、ロシアを兵器供給で支援していると公にはしたくないものの、それを匂わせることで技術力の高さを喧伝したいのだろう。
北朝鮮が公表した8700トンの原子力戦略ミサイル潜水艦は、完成して水中を潜航できるかどうか大きな疑問があるが、ロシアが北朝鮮から高性能兵器生産と提供の見返りに、潜水艦用核動力などの各種支援を行っている可能性は否定できない。
ウクライナにとってはロシアと北朝鮮の二人三脚は厄介である。
今後、北朝鮮内で製造され、ロシアに供給される高性能兵器をどのように破壊するか、また持ち込ませないための対策が必要だろう。
この場合、米国との軍事的連携は極めて重要だ。



