「20年連続シードは大変な記録だった」

 10位に入った日大の総合成績は10時間53分56秒、東洋大は10時間56分27秒。その差は2分31秒。あくまで結果論だが、2区を1時間8分台、5区を1時間10分台でカバーできれば、4分以上の短縮が可能だった。

 今季は全日本大学駅伝の出場を18年ぶりに逃しており、過去4度の優勝を誇る箱根駅伝でも“負の連鎖”を断ち切ることができなかった。

「途絶えさせてしまうと、レベルの高い箱根駅伝で『20年連続シード』は大変な記録だったんじゃないかなと思います。レースが高速化するなかで思い切った入りと、それを押し通していく度胸のある選手を育成しないと勝負になりません。現実を真摯に受け止めて、もう一回立て直していきたい。次回は予選会からになりますが、(トップで)勝ち上がるぐらいの気持ちを持っていかないとチームは変わっていかないかなと思います。こういう機会を良い意味にとらえて発展していきたいです」(酒井監督)

 激動の時代に東洋大も飲み込まれていくのか。それとも鉄紺の逆襲があるのか。2年生世代を軸に“強い東洋大”を取り戻す日々が始まった。