“5強崩し”を目指す前回シード校

城西大学・櫛部静二監督(28分35秒76)

「チームは創部25年、箱根駅伝は20回目の挑戦になります。今回はエントリーの半数が4年生になりました。ここ数年の上昇は4年生の力が大きいと感じています。彼らの姿を見た後輩たちで、次の世代につなげられるようにしていきたいです。特徴のある選手としては、山(の5区)希望の斎藤将也を筆頭に覚醒をしている選手が多数おります。アッと驚くような駅伝ができるように努めてまいります」

創価大学・榎木和貴監督(28分33秒12)

「昨季は吉田響という大エースがいましたが、今季はエース不在のなかでスタートしました。選手たちは『我こそがエースになるんだ』という覚悟で取り組んでくれています。出雲駅伝は3位に入りましたが、全日本大学駅伝は私が目標を下方修正したこともあり、7位に終わりました。箱根駅伝は往路3位以内、総合3位以上を目指して、来季以降、『優勝を狙えるチーム』という発信ができるようなネクストステージにたどり着きたいです」

東京国際大学・中村勇太監督代行(28分54秒39)

「前回メンバーのうち6名が卒業して、登録選手は大幅に入れ替わっています。10000m上位10人の平均タイムは19位ですが、前回も似たような状況のなかで、留学生の爆発力だけでなく、復路で順位を上げる走りを披露できました。原さんの言葉でいえば、かなりの確率でホールインワンできる選手がいますし、日本人選手も最後まであきらめることなく、10番以内で大手町に帰ってきたいなと思っています」

東洋大学・酒井俊幸監督(28分43秒93)

「前回は6人を当日変更するなど、過去にないスクランブル的な区間配置を行いました。そのなかでシード権を獲得できたのはチームにとって良かったと思います。本番へのピーキングやコンディショニングは反省しつつ、今回は実直に取り組んでいきたいです。自己ベスト更新者が出てきており、雰囲気は良くなってきました。突出したエースがいないので、各区間を粘り抜きながら、1秒をけずりだしてタスキをつないでいきたいと思います」

帝京大学・中野孝行監督(28分38秒20)

「10000m27分台の選手が初めて出まして、10000mの上位10人の平均タイムも過去最高です。今回は4年生5名、3年生7名、2年生4名という編成になりました。今年のテーマはアベレージと再現性の高さ、勝ちにこだわるチームです。前回大会は8~11位争いに巻き込まれてギリギリの10位。シード権を獲得しましたが、今回は安心して学生たちの目標をクリアできるような、残り3週間にしたいと思っています」