11~12月の沖縄の風物詩に

「アドバンスリーグ」のゲームコーディネーターとして、昨年のジャパンウィンターリーグに参加したのち、台湾プロ野球中信兄弟にスカウトされ女性初のプロ野球コーチとして活躍したサラ・エドワーズさんが2年連続で参加している。彼女は現役選手でもあり、女子野球屈指のスラッガーとしても知られている。

ゲームコーディネーターとして試合前のメンバー表交換をするサラ・エドワーズさん(筆者撮影)

 NPB選手の多くは新人や育成枠だが、巨人は今季先発として6勝を挙げた赤星優志を派遣、23日の開幕戦で早速先発のマウンドを踏んだ。

先発する巨人・赤星(筆者撮影)

 トライアウトリーグとアドバンスリーグは別個にリーグ戦を展開するが「交流戦」も数多く組まれている。トライアウトリーグの選手にとっては、現役NPB選手と対戦する機会はめったにない。自分の実力を見せつける、大きな好機になる。

アドバンスリーグの開幕戦(筆者撮影)

 11月23日にはコザしんきんスタジアム、嘉手納野球場でそれぞれオープニングセレモニーが行われた。沖縄市長、沖縄県議会議長、嘉手納町長など地元自治体トップが挨拶したことでもわかるように、ジャパンウィンターリーグは沖縄県の11月、12月を盛り上げるスポーツイベントとしての認知も進んでいる。

 12月でも温暖な沖縄の地で、選手が、より多くの収穫を得て飛躍することを期待したい。