プレーヤー以外でも殿堂入りは可能
現在の「野球殿堂」の表彰は、3つの部門に分かれている。
<プレーヤー表彰>
プロ選手で、引退後5年を経過してその後15年間の者
表彰委員は「野球報道に関して15年以上の経験を持つ者」となっている。ベテランの記者が選考するのだ。
<エキスパート表彰>
1、監督、コーチを退任後6カ月以上経過している者
2、21年以上前にプロ野球の現役を引退した者
こちらの表彰委員は「野球殿堂入りした者、競技者表彰委員会幹事、野球報道に関して30年以上の経験を持つ者」となっている。エキスパート表彰は、選手ではなく監督、指導者として活躍した野球人や、プレーヤー表彰で選に漏れた野球人をリカバリーする目的があるといえる。
さらにアマチュア球界の野球人を表彰する<特別表彰>がある。
引退後5年を経過した選手の中から<プレーヤー表彰>の被選挙権を持つ選手(候補者)が選ばれる。75%以上の有効得票で選出されるが、未達の場合は15年間候補としてエントリーされる。また得票が3%未満の候補者は、足切りされる。
殿堂入りできなかった候補者は引退後21年後から<エキスパート表彰>で再び候補者になることができる。