斎藤への抗議活動やデモも、知事が煽り続ける社会の分断
ただ、それが支持されてしまうのがSNSの時代なのかもしれない。斎藤が時々訪れるという飲食店の店主が、こう語っていた。
「斎藤さんは偏向マスコミのしつこい追及に必死で耐えている。すごいメンタルだと思う。うちに来た時は穏やかな顔をされていた。挨拶程度の会話だけど、命がけで改革に取り組んでいるのはわかる」
反マスコミ感情と自分の見たいイメージの投影。1年前の街頭で何人もの聴衆から聞いた斎藤支持の理由がそのまま生きている。
一方で、定例会見や県議会本会議の日には斎藤への抗議活動やデモが行われ、辞任要求の声が日に日に高まる。SNS選挙で生じた分断が埋まる兆しは見えず、さらに分極化が進む。見て見ぬふりをしながら、斎藤はそれを煽り続けている。
県議会初日、数百人規模の斎藤知事への抗議デモが行われた
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