家族の帰還を知り、抱き合う女性たち

 今回の大規模な捕虜交換で、何かの手がかりがないかと写真やプラカードを持って訴え続ける家族や友人たちのうち、いったい何人が帰還兵と出会えたのだろうか。

 捕虜交換2日目のこの日、病院で待ちわびた兵士と再会できた家族や友人はほんのわずかだった。捕虜交換初日には、バス1台分の兵士しか戻ってきていなかったという。

 ただ、なかには、ウクライナ兵士がベラルーシの国境を越えた時点で、直接、兵士から連絡が来たり、速報などで兵士が帰還したことを知った人もいるという。

家族の帰還を知り抱き合う女性二人
家族が戻って来たのを知り抱き合う二人。喜びの涙も流れていた

 病院前ではさまざまな涙が流れていた。