欧州の各リーグで結果を出した日本人選手たち
フランスリーグではスタッド・ランスのFW中村敬斗が32試合に出場し11ゴール2アシスト。リーグ王者PSGと引き分けた一戦では、同僚の“スピードスター”MF伊東純也との連携で同点ゴールを決め、日本のファンを歓喜させた。その伊東も出場33試合で4ゴール3アシストをマーク。今季リーグ戦ではリーグトップとなる計83回のチャンスメイクを行うなど、存在感を示した。
イタリアリーグ、パルマではGK(ゴールキーパー)鈴木彩艶(ざいおん)が守護神として君臨。36試合に出場し、うち7試合は無失点。最終戦前節の首位ナポリ戦でもビッグセーブを繰り出して零封し、リーグ公式サイトのプレイヤー・オブ・ザ・マッチに選出されている。鈴木にはプレミアリーグの強豪チェルシーが関心を示しているという。

オランダリーグの強豪フェイエノールトのFW上田綺世(あやせ)は、怪我に苦しみながらも出場21試合で7ゴール1アシストと奮闘。チャンピオンズリーグのリーグフェーズ(グループステージ)でもドイツ王者バイエルン・ミュンヘンからゴールを奪うなど2得点を上げ、チームのベスト16進出をお膳立てした。
スコットランドリーグでは、セルティックのFW前田大然が34試合に出場し16ゴール10アシストの活躍でチームのリーグ4連覇に貢献。中村俊輔、古橋亨梧に続く日本人3人目の年間最優秀選手に輝いた。
同僚のMF旗手怜央も今季は10ゴール、1月にフランスリーグのレンヌへ移ったFW古橋亨梧も移籍前にセルティックで10ゴールを決めており、同チームでは今季日本人トリオが揃って2ケタ得点を上げたことになる。