5.急速な兵器開発で欠陥が顕著に現れる

 北朝鮮はこれまでの50年間、1600トン以下の軍艦しか建造することができなかった。それも、十分に機能せず、ドック入りが多かった。

 1300トンのコルベット艦建造から約10年が経過して、やっと約5000トンの軍艦を建造した。

 北朝鮮の艦艇建造設備、技術力、経験の点からすれば、問題が生じても不思議ではない。

 北朝鮮は、新兵器を実際に開発するも、モックアップや写真でごまかすこともある。

 実際に開発には年数がかかるのが当然だ。急速に開発を進めようとすると、欠陥もたくさん出るし失敗もする。今回もそれが顕著に現れている。

 だが、北朝鮮は失敗し欠陥品を作っても、その後、成功し完成させている。

 現在は、ロシアという技術と経験を与えてくれる支援国がある。日本は、このことを十分に認識していなければならない。