
今年の大学入試共通テストから新科目「情報Ⅰ」が出題されるようになりました。
問題を一通り読みました。その内容にも多々疑問がありますが、別の機会に取り上げましょう。
内容以前に、この国は偉そうに高校生を対象に「情報」を教えたり、入試問題を出題したりする資格があるのでしょうか?
全くない、恥ずかしくて子供に見せる顔がないというのが、2025年現在の日本の現況ではないでしょうか?
そう断じなくてはなりません。
どういうことかと言えば、竹内英明・元兵庫県県議会議員の死と、その前後でのSNSによる誹謗中傷の程度の低さ加減についてです。
先に結論を記しておきます。刑事罰を導入するしかないと思います。
私は基本リベラルにものを考える場合が多く、官憲による「表現の自由」への制限といったことには慎重です。
しかし、「実は明日、元県議は兵庫県警に逮捕されることになっていた」「それが怖くて自ら命を絶った」などデマの拡散はいったい何ですか。
しかも、竹内元県議の訃報の直後に、そのようなデマ・誹謗中傷をSNSを通じて拡散させている。
異例なことながら、ただちに兵庫県警本部長は全面否定しています。任意の事情聴取すらなく、逮捕の予定など一切なかったとも述べている。
デマを流した張本人はただちに「訂正謝罪」と報じられますが、覆水盆に返らずです。
一度公開した情報は、二度と完全に回収しきることなどできないのは「必修情報処理」で教える1の1にほかなりません。
こんなものを野放しにしておいては、またしても犠牲が出かねません。
適切な法律を整備し、それに違反するとどのような罰則が適用されるべきか、早急に検討すべきと思います。