メルチュ社の請求書は犯意のオンパレード

 さて、PR会社「メルチュ」の請求書なるものが公開されています。

 これを見ると、もう真っ黒というか「創意工夫」を凝らした請求項目のオンパレードです。

 およそ「機械的労務行為」と対極にあることが分かります。

メインビジュアルの企画制作:10万円
チラシのデザイン:15万円
ポスター・デザイン制作:5万円
公約スライド制作:30万円
選挙公報デザイン制作:5万円

 冒頭にある「メインビジュアルの企画制作」とは、どうやって選挙戦を有利に戦うかを考える「間接的選挙活動」の本質、骨格、エッセンスそのものです。

 およそ「機械的労務作業」、つまり封筒張りとか葉書に宛名シールを添付するとかいった単純作業と対極にある「創意工夫」でしょう。

 この場合は「犯意」のオンパレードということになりますね。

 つまり「機械的労務作業」と「選挙活動」を分かつものは「主体性」あるいは「犯意」だということになる。

 お金を払ってもよいのは「選挙運動のために使用する(単純)労務者」だけで、少しでも主体的・裁量的に創意工夫を凝らして活動する「選挙運動」のメンバーには、一銭たりとも対価を支払ってはならない。

 この区別を、團藤先生の平易な表現を併用して説明してみましょう。