30歳の誕生日を迎えられた佳子さま30歳の誕生日を迎えられた佳子さま(2024年5月、ギリシャのサケラロプル大統領を表敬訪問された際の写真/共同通信社)

つげ のり子:放送作家、皇室ライター)

愛子さまをアイコンタクトでフォロー

 秋篠宮家の次女・佳子さまが、12月29日に30歳の誕生日を迎えられた。

 2024年は、宮中祭祀をはじめ、ギリシャご訪問、そして毎月のようにお出ましになった公務に加え、就職して4年目を迎えた「全日本ろうあ連盟」での活動など、非常に多忙な日々を過ごされてきた。

国立ギリシャろう者施設を訪問し、手話で交流される佳子さま(2024年5月29日)国立ギリシャろう者施設を訪問し、手話で交流される佳子さま(2024年5月29日、写真:共同通信社)

 そんな中、今年大学を卒業され、本格的に公務を行うようになった愛子さまに対しても、佳子さまは近くから支えていらっしゃったように感じる。春と秋の園遊会でも愛子さまは佳子さまと親しく会話され、佳子さまもデビューまもない愛子さまにアイコンタクトでフォローされていた。

春の園遊会に臨まれたる佳子さま(2024年4月23日)春の園遊会に臨まれたる佳子さま(2024年4月23日、写真:共同通信社)

 5年ぶりに実施された、文化勲章の受章者や文化功労者を招いた皇居での茶会でも、愛子さまと佳子さまが連携して和やかな雰囲気を作り出されていたとか。

 佳子さまのさりげないフォローによって、愛子さまもたくましく成長され、また弟の悠仁さまも筑波大学への進学が決まり、佳子さまにとっては、どこかほっとする一年だったのではないだろうか。

 愛子さまは、もはや十分に公務を担う力量が身につかれ、国民の人気もすこぶる高い。悠仁さまもあと数年もすれば、秋篠宮家の公務のいくつかに関与されるだろう。

 もしかしたら、今、佳子さまは、皇族として行うべき責務を十分に果たされ、後顧の憂いをなくして、次なる夢の実現に向かおうとしていらっしゃるのではないだろうか。それはズバリ結婚である。

佐賀県を訪問し、国民スポーツ大会の陸上競技を観戦される佳子さま(2024年10月15日)佐賀県を訪問し、国民スポーツ大会の陸上競技を観戦される佳子さま(2024年10月15日、写真:共同通信社)