(小林偉:放送作家・大学講師)
おなじみのクリスマスソングに飽きたら…
一昨年、昨年と続けて特集した“街中ではなかなか耳にすることがないであろう、クリスマス・ソング”ですが、今年も第3弾ということでお贈りさせていただきます。
早速行きましょう、まずはこちらから・・
●プレゼンタ・ジュ・ナタウ/ジョアン・ジルベルト
まずは、ブラジルからボサノバを代表するアーティスト、ジョアン・ジルベルトの「プレゼンテ・ジュ・ナタウ」という1961年の曲です。
ジョアン・ジルベルトといえば、「イパネマの娘」などで知られるボサノバ・レジェンドですね。残念ながら、2019年に88歳で亡くなってしまいました。
さて、この「プレゼンテ・ジュ・ナタウ」は「クリスマスのプレゼント」という意味。簡単に歌詞を訳してみると、「サンタクロースが私に素敵なプレゼントをくれた。それは包装紙にくるまれた君。お人形を貰えるのは子どもだと私も知っている。でも私でも貰えた。大好きな君がここに来てくれた。私の愛する人になるために」というような感じ。マァ、クリスマスに引っかけたラブソングですが、クリスマス・ソング感がほとんどない上、アッと言う間に終わってしまうのが何とも・・・。
続いてはアイルランドからのクリスマス・ソング。