「なんでもOK」で成長してきた
高橋:メルカリというプラットフォームは「ユーザー間の合意があれば、(禁止されたものを除いて)何でも売り買いしてOK」というモデルがウケ、成長してきました。高額な転売品や使用済みの化粧品、野菜をはじめとする生鮮食品の販売なども見られます。
もちろん、法律上問題のある商品だけではなく、たびたび問題視される「宿題代行」など倫理的に問題のある商品についても、メルカリは出品禁止を明確にしていますが、それでも出品される商品は実に多様です。
「何でも売り買いしてOKだからユーザーの支持を受けてきた」メルカリが詐欺的な事例が増えてきたからと、ユーザーに対する規制を厳しくしすぎると、ビジネスとしての優位性も損なわれかねません。
──使用済みの化粧品も出品されているのですね。そもそも、メルカリで熱心に売り買いをする人たちは、どんな特徴があるのですか。商品画像をメルカリにアップして、買い手とやり取りして、商品を発送するという一連のやり取りは、非常に手間な印象があるのですが。