あなた方はゾンビ夫婦ではありませんか?
ビジネスの世界で業績不振に陥り、利益が出ていないにもかかわらず、社会における存在意義や将来の回復シナリオもないままに、金融機関や政府の支援でただ生き残っているだけの企業のことを「ゾンビ企業」と呼ぶことがあります。
家庭においても夫婦間の愛情が冷え切り、もはや結婚している意義を見失っているのに、関係を良くしようと頑張るわけでも、関係を解消して新たなスタートを模索しようともするでもなく、ただ婚姻関係を続けているだけの夫婦のことは「ゾンビ夫婦」と呼ぶそうです。
その人たちと比べると、とかく同情を買ったり、我慢ができない人間という烙印を押されたりしがちな離婚したカップルの中にももっと幸せな人生を送っている人たちがいそうです。
「不幸にも離婚になってしまった」のではなく、「互いにより良い人生を送れるようになるために、目の前の現実から逃げることなく向き合い、離婚をする決断ができた」という前向きな人たちも多くいるはずです。
少なくとも不満を抱えながらただ結婚を続けている「ゾンビ夫婦」よりは充実した幸せな人生を送っている可能性があります。
もっと言えば、10組の結婚の中で、もしかしたら離婚となった3組の夫婦よりも、意外とゾンビ化したまま結婚を続けている夫婦の方が多いかもしれません。
そこで立ち止まることなく、関係を改善して幸せ夫婦にアップグレードするか、思い切って離婚をし、新たな人生を模索するか――。
家庭のこともビジネスマンの分析力と実行力で進むべき方向を見出し、ゾンビ夫婦からの脱皮にチャレンジしてもらいたいものです。