原因候補② ヒロインがギャルだから!?
ほとんどが女性の一代記として描かれている朝ドラは、ポテンシャルを秘めながらも真面目に生きてきたヒロインが、周囲の助けも借りながら成長を遂げ、一つの夢へと向かっていくというストーリーが定番となっています。だからこそ、ヒロインに視聴者が感情移入しやすくなるよう、出来る限り“ズル”はせず、熱い正義感を持ち、苦難に負けない辛抱強さのあるキャラクターに設定されることが多くなっています。
また、ヒロインの家族や友人たちにも一定の高潔性が求められることも。最近では第106作『ちむどんどん』でのヒロインの兄・比嘉賢秀(竜星涼)のお調子者なキャラ設定が視聴者から嫌われ、作品全体の低評価に繋がったこともありました。
その中で『おむすび』のヒロイン・米田結(橋本環奈)は平成元年(1989年)生まれのギャル。当然の如く、周囲の友人たちもギャルたちで、現状では少々乱暴な“ギャル語”が飛び交っています。
実はSNSで最も多い意見がこの点。「朝からギャルとか見たくない」「周囲にお礼ひとつできないヤツばかりで腹立つ」「ギャルって何をしたい人なのか、全く理解できない」などなど、ヒロインのキャラ設定への違和感がたくさん書き込まれているんです。