(放送コラムニスト:高堀冬彦)
多様なパートナー関係の登場は個人の幸福追求権と自己決定権を描写するため
熱狂的ファンの多いNHK連続テレビ小説『虎に翼』が最終盤を迎えた。
登場人物たちは中年期に入り、その大半にパートナーがいるが、ここで気付く。登場人物たちはドラマにありがちなパートナー選びをしていない。脚本家の吉田恵里香氏(36)の意思に違いない。
主人公で裁判官の佐田寅子(伊藤沙莉)は同じく裁判官の星航一(岡田将生)と第105回から事実婚の状態にある。
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寅子の明律大の同級生で弁護士・轟太一(戸塚純貴)は同性の編集者・遠藤時雄(和田正人)と恋人同士である。やはり同級生で元華族令嬢の桜川涼子(桜井ユキ)と元付き人の玉(羽瀬川なぎ)は親友として固い絆で結ばれている。
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