原因候補③ イケメン少なめ?
朝ドラは、2010年3月スタートの第82作『ゲゲゲの女房』から、放送開始時間をそれまでの午前8時15分から15分早め、午前8時ちょうどスタートとなりました。
それと相前後して“採用”されたのが、朝ドラの“複数イケメン制”です。
これは、後にヒロインの伴侶となる男性は勿論、心をときめかせる人物(仕事上のパートナーであったり、ヒロインを公私ともに支える人物)にも複数、イケメンを配置するという制度(?)。比較的女性の視聴者が多く、半年の間、ほぼ毎朝放送される長丁場の朝ドラにあっては、飽きずに見ていただくため、昨今のテレビ離れも鑑み、このイケメンの複数化は必然的なことだったのでしょう。
例えば、『あさが来た』には、玉木宏、工藤阿須加、柄本佑、西畑大吾、そしてディーン・フジオカなどが登場。この他、『あまちゃん』の福士蒼汰、松田龍平、『べっぴんさん』の松下優也、高良健吾、永瀬匡、『半分、青い。』の佐藤健、中村倫也、志尊淳、間宮祥太郎、『おかえりモネ』の坂口健太郎、永瀬廉などなど、イケメンが大挙して出演しています。
その点、『おむすび』では佐野勇斗、松本怜生あたりがコレに該当すると思われますが、ちょっと小粒な印象。これには現在、NHKが旧ジャニーズ事務所所属タレントと新規出演契約を結ばない方針であることが少なからず影響しているのかもしれませんね。