クラフトビールとは、小規模な醸造所(ブルワリー)で作った手作りのビールのこと。今や空前のクラフトビールブームとあって、醸造所を兼ね備えたブリューパブや、さまざまなクラフトビールが飲み比べできるビアパブが増えてきています。
コロナ禍以降に増加した家飲み人口は、落ち着いたとはいえ、まだまだ高い水準で推移しています。外で飲むよりも安く済み、自分がリラックスできる場所で飲めるとあって、缶や瓶で購入できるクラフトビールも人気に。今回もクラフトビールとのペアリングを楽しみつつ、余ったビールを使って作るおつまみを、栄養士の中川佑衣さんに教えていただきました。(吉川愛歩:編集者・ライター、写真:今別府紘行)
酸っぱいビール、サワーエールとは?
クラフトビール市場は、ますます成長を遂げており、スーパーやコンビニでも、缶や瓶のクラフトビールをよく見かけるようになりました。大型スーパーでは、クラフトビール専用のコーナーを設けているところもあり、家飲みでもクラフトビールを手に取る人は着実に増えているようです。
その中で今回使ったのは、サワーエールという種類のクラフトビール。
サワーエールは、ヨーロッパの伝統的なスタイルで、乳酸菌やビール酵母以外の野生酵母なども同時に発酵させると、酸味の強いビールができあがるのです。フルーツを使って発酵させることもあり、酸っぱいだけでなく、すっきりとしていて爽やかな味わいが特徴。
サワーエールにはいくつかの種類があるのでご紹介しましょう。