TOPIX採用の思惑で買われた銘柄は…
TOPIX改革案が示された翌日6月20日には、日本マクドナルドHD、100円ショップ運営のセリア、作業服・アウトドア用品のワークマンなど、スタンダードやグロース市場の時価総額上位の銘柄が、TOPIX入りへの思惑から買われ、上昇した。
近年、JPXは、PBR(株価純資産倍率)1倍割れ企業に対する資本効率の改善や、売買単位の大きい値がさ株企業に対する株式分割などを求め、企業が自社株買いや配当性向向上、株式分割などで応え、市場の活性化につなげてきた。
TOPIX絞り込みにより、当落線上の企業は業績や資金の使い方、株主還元に神経を使うようになり、市場の底上げにつながる。激しい競争を勝ち抜いた銘柄だけが残る次期TOPIXのパフォーマンス向上も期待されている。
(注)本記事は個別銘柄を推奨したり特定のファンドへの組み入れなどを約束したりするものでもありません。投資の最終決定は各自の責任でお願いいたします。